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魚問屋

うおどんや
名詞
1
標準
fish wholesaler
文例 · 用例
第一、荷嵩の割合に金目が揚がり、商品も小綺麗な代物なので、河岸の中でも羨まれる魚問屋の一軒だった。
岡本かの子 とと屋禅譚 青空文庫
門前仲町で下りたのは――晩の御馳走……より前に、名の蛤町、大島町かけて、魚問屋の活船に泳ぐ活きた鯛を、案内者が見せようといふのであつた。
泉鏡太郎 深川淺景 青空文庫
代々魚問屋で相当な物持ちだったが、父親の代に没落した。
織田作之助 俗臭 青空文庫
紀州沖はどこかと海の彼方をじっと見つめては歯をくいしばり、黙々として骨身惜しまず働いている姿を変ってると思ったか、主人が訊ねて、もとは魚問屋の坊ぼんであると分ると、可哀想だと、帳場に使ってくれた。
織田作之助 俗臭 青空文庫
地方の醸造家を旦那に持ち、当時日本橋に在った魚河岸の魚問屋の若旦那を客情夫にしていて暮しに何の不自由もなかった。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
何れも魚問屋で右が醤油を造り、左が酒を造つた。
北原白秋 水郷柳河 青空文庫
私は川に近い通り――大きな魚問屋があって、鮭だの鱈だの一杯に昔並べられてあったところ今はさびしく荒凉とした通りになっているところを通って、四日市の通り近くまで行って、そしてまた細い巷路に右に入って行って見た。
田山花袋 日本橋附近 青空文庫
恭二は静岡の魚問屋の坊ちゃんで、倉の陰で子守相手に「塵かくし」ばかり仕て居たほど気の弱い頭の鉢の開いた様な子だったが十九の年、中学を出ると一緒に、良吉の家へ養子になった。
宮本百合子 栄蔵の死 青空文庫
作例 · 標準
例句