地酒
じざけ
名詞頻度ランク #24505 · 青空 95 例
標準
local sake
文例 · 用例
茅葺きの家も、囲炉裏も、地酒も、髯みしゃの親爺も、おふくろも――それらは安らかさと、輝かしさに満ちている――すべてが自分から背を向けて遠くへ飛び去ってしまった。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
一升|徳利をぶらさげて先生、憚りながら地酒では御座らぬ、お露の酌で飲んでみさっせと縁先へ置いて去く老人もある。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
一升徳利をぶらさげて先生、憚りながら地酒では御座らぬ、お露の酌で飲んでみさっせと縁先へ置いて去く老人もある。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
秋にも成ると、山遊びをする町の男女が、ぞろ/\續いて、坂へ掛り口の、此處にあつた酒屋で、吹筒、瓢などに地酒の澄んだのを詰めたもので。
— 泉鏡太郎 『月夜』 青空文庫
彼女は酒の強い方であったが、昨夜以来飲み明かした地酒の酔は漸次に発したと見えて、今は微酔どころでない。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
こんな味気ない夜には、お酒でもあると助かるのですが、この辺の地酒は、へんにすっぱくて胸にもたれ、その上、たいへん高価なので、いまいましく、十日にいちど五合くらい買って我慢しています。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
多分二人で地酒を大酒盃かなんかで飲んで、都出の興世王は、どうも酒だけは西が好い、いくら馬処の相馬の酒だつて、頭の中でピン/\跳ねるのはあやまる、将門、お前の顔は七ツに見えるぜ、なんのかのと管でも巻いてゐたか何様か知らないが、細くない根性の者同士、喧嘩もせずに暮して居た。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
酒はさのみの上酒というでもなかったが、地酒を飲み馴れているこの二人には、上々の甘露であった。
— 岡本綺堂 『木曽の旅人』 青空文庫
作例 · 標準
出張の楽しみは、現地の居酒屋でその土地の地酒を片手に郷土料理を味わうことだ。
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この蔵元では、地元の湧き水と収穫したばかりの酒米を使ってこだわりの地酒を醸している。
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父の還暦祝いに、彼が若い頃に住んでいた東北の地酒を贈ることに決めた。
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