役割を演ずる
やくわりをえんずる
表現動詞-ずる変
標準
to carry out a role
文例 · 用例
愛の舞台に登って馬鹿らしい役割を演ずるのは何時でも男だ、男は常に与える、世には与えらるることばかりを知って、全く与えることを知らないような女すらある、それほど女の冷静で居られるのに比べたら男の焦りに焦るのを腹立しくは考えないかと。
— 島崎藤村 『新生』 青空文庫
プロレタリアにとつて總同盟罷工、社會革命は、今日、復活や神の國の到來が初代キリスト教徒にとつて演じたのと同じ役割を演ずる。
— 三木清 『唯物史観と現代の意識』 青空文庫
二月革命の火蓋を切った勤労婦人たちは、十月革命においてはもっと積極的な役割を演ずるようになっていた。
— 野呂栄太郎 『十月革命と婦人の解放』 青空文庫
かくしてそれは我々の具体的な理論的意識を満足させることなく、思想の危機に際してはそれは、我々の認識を窮乏ならしめる論理であることによって、かえって反動的な役割を演ずる。
— 三木清 『危機における理論的意識』 青空文庫
敬太郎は始めて自分が危険なる探偵小説中に主要の役割を演ずる一個の主人公のような心持がし出した。
— 夏目漱石 『彼岸過迄』 青空文庫
しかもこの復歸を成就するは認識である以上、認識が文化的生においていかに重要なる役割を演ずるかは、この方面よりしても明かに看取されるであらう。
— 波多野精一 『時と永遠』 青空文庫
甲の部類の戯曲は、ますます舞台的に成功し、従つて、よい意味にさへ発達し、乙の部類に属する戯曲は、だんだん舞台から遠ざかり、舞台的生命が稀薄になり、従つて、新劇運動の中心となつて有力な役割を演ずることが、不可能な状態に陥りつつあるのである。
— 岸田國士 『劇的伝統と劇的因襲』 青空文庫
説明といふから語弊があるのだが、あれは、歌舞伎のチヨボ乃至希臘劇の合唱団、まあそれと全然同じではないが、それに似た役割を演ずるやうになれば面白くもあり、有意義だと思ふ。
— 岸田國士 『映画素人談義』 青空文庫
作例 · 標準
歴史の転換点において、その若き政治家は民衆を先導する劇的な役割を演ずることとなった。
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彼女は物語の終盤で、主人公の運命を左右する鍵となる役割を演ずる。
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各組織がそれぞれ独自の役割を演ずることにより、地域全体の防災ネットワークが機能する。
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