枕上
ちんじょう
名詞
標準
文例 · 用例
枕上に経机を据え、線香を立てた。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
枕上のしきを隔てて座を与えられた。
— 寺田寅彦 『根岸庵を訪う記』 青空文庫
四畳半と覚しき間の中央に床をのべて糸のように痩せ細った身体を横たえて時々|咳が出ると枕上の白木の箱の蓋を取っては吐き込んでいる。
— 寺田寅彦 『根岸庵を訪う記』 青空文庫
枕上鞍上厠上合わせて三上の意だという。
— 寺田寅彦 『路傍の草』 青空文庫
まず「枕上」であるが、毎日の仕事に追われた上に、夜なべ仕事でくたびれて、やっと床につく多くの人には枕上は眠る事が第一義である。
— 寺田寅彦 『路傍の草』 青空文庫
鞍上と厠上の場合にはこれが明白であるが枕上ではこれが明白でないように見える。
— 寺田寅彦 『路傍の草』 青空文庫
枕上の小卓の上に大型の扁平なピストルが斜めに横たわり、そのわきの水飲みコップの、底にも器壁にも、白い粉薬らしいものがべとべとに着いているのが目についた。
— 寺田寅彦 『B教授の死』 青空文庫
枕上に經机を据ゑ、線香を立てた。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫