経済財
けいざいざい
名詞
標準
文例 · 用例
第一期にありておもに経済財政の学を講じたる学者は今の元老院議官神田孝平氏なりといえども、その後政府に事えて実地の政務に当たり、学説を弘むるのことはまったく福沢、尺の両氏に譲りたるもののごとし。
— 陸羯南 『近時政論考』 青空文庫
経済財務、軍備縮少、社会問題、保健、交通、情報会計等の各部に部長があり、英、仏、伊、日、蘭、波蘭、和蘭、加奈陀、諾威、等の国人より成り、毎週一回二時間位の部長会議を開き、各種の問題を打合せまたは討議する。
— 新渡戸稲造 『国際聯盟とは如何なものか』 青空文庫
文化財生産関係――文化財の生産・交換・消費・過程は併し経済財の生産過程と無関係ではない――に現われる一過程を云い現わす処の一つの根本契機、それが最も一般的な意味に於ける批評(批評性)でなければならぬ。
— 戸坂潤 『現代哲学講話』 青空文庫
鑑定とは、作品という文芸財が歴史的知識乃至教養という科学財と交叉するその交叉点だけを独立化し、そして之を文化財以外の経済財にまで結び付ける骨董屋の仕事である。
— 戸坂潤 『現代哲学講話』 青空文庫
交通網の極度の発達、経済財及び一般財の近代商品化、それに基く生活資料の可なりの程度の各個人間の又国際的な共通点、それからこれ等に対応する生活様式の経済上又政治上社会上の可なりの程度に於ける共通点。
— 戸坂潤 『思想としての文学』 青空文庫
一――六は思想界一般について、七――一一は自由主義反対の動きについて、特に一二――一四は国体明徴問題について、一五――一七は農村対策の問題について、一八――二〇は経済財政の問題について、夫々思想問題の角度から論じたものである。
— 戸坂潤 『現代日本の思想対立』 青空文庫
西洋においても、産業革命以前までは、経済財の生産は手工業によってなされたのであるが、その生産様式の下においては、生産技術の獲得は、徒弟として年季奉公をしながら修得するという有様であった。
— 中井正一 『調査機関』 青空文庫
殊に、とかく武人の中には乏しい経済財務にも通じて、何かと重宝なので、光圀がかれを登庸して、三百石、五百石、千石と加増して行っても、藩中不平の声などはなかった。
— 吉川英治 『梅里先生行状記』 青空文庫