軽頭
けいあたま
名詞
標準
文例 · 用例
物頭は詳しくは初手足軽頭といって、藩の諸兵の首領である。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
精神国防動員は青少年(海軍も青年訓練所を通じて海軍思想の普及を企てる)、学生(「愛国学生連盟」の閲兵式、七大学の「国防研究会」の結成)、女性(「大日本国防婦人会」)、小商人、その他各方面の軽頭分子を駆り立てることに現に成功している。
— 戸坂潤 『現代日本の思想対立』 青空文庫
どうしても、五十人や百人の足軽頭になるつもりでここへきたわけではないからな」「それは……どういういみですの?
— 山本周五郎 『伝四郎兄妹』 青空文庫
やがて、並木の口にかかると、『おっ、うしろから黄母衣が来たぞっ、道を寄れ』 足軽頭が、槍をふって呶鳴った。
— 吉川英治 『篝火の女』 青空文庫
彼の老臣は、番頭や足軽頭を集めて、家中一般に、平時の日課を励行させることについて、熟議をかさねた。
— 第一分冊 『新書太閤記』 青空文庫
駈け交い駈け交いながら、物見や足軽頭などが、声を嗄らして告げた。
— 第二分冊 『新書太閤記』 青空文庫
足軽頭ッ」 幕将のひとりが、雨を衝いて、外陣のほうへ駈け出して行ったと思うと、異様な声が辺りに湧き上がった。
— 第二分冊 『新書太閤記』 青空文庫
長浜城の足軽頭、木村大膳の手についている足軽で、どういうところから来た名まえか、市脚の久兵衛と名のる男だった。
— 第五分冊 『新書太閤記』 青空文庫