温泉町
おんせんまち
名詞
標準
hot-spring resort
文例 · 用例
鶯や駒鳥はいつも鳴いてゐるし、樹陰の深い緑は所々にあるし、それだけで山間の別天地をなした鮮新な温泉町としてゐる。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
さうした所は、単に温泉町そのものの気分が田舎めいて陰気くさいばかりでなく、周囲の自然そのものからして、妙に百姓じみて感じが重苦しい。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
普通の田舎町らしい――漁師町らしい――気分と、温泉町らしい特異の気分とが不調和に混同して、妙に落付きの悪い安価の印象をあたへる。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
一体、伊香保に限らず、温泉町の春の夜は別である。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
大湯の近くまで来てみてやっと追憶の温泉町を発見したが、あまりに甚だしい変り方に呆れて何となく落着く気になれなかったので、そのまま次の汽車で引返して帰って来た。
— 寺田寅彦 『箱根熱海バス紀行』 青空文庫
……前に一度、この温泉町で、桜の盛に、仮装会を催した事があった。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
これは明らかに私の言ひすぎで、私は最近に於いてここに宿泊した事は無く、ただ汽車の窓からこの温泉町の家々を眺め、さうして貧しい芸術家の小さい勘でものを言つてゐるだけで、他には何の根拠も無いのであるから、私は自分のこの直覚を読者に押しつけたくはないのである。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
この温泉町を貫通する小流なり。
— 北原白秋 『海阪』 青空文庫
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温泉町(おんせんちょう)は、かつて兵庫県美方郡に存在した町。湯村温泉を中心に発展した。
出典: 温泉町 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0