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業欲

ごうよく
名詞
1
標準
文例 · 用例
それに近代女の賭博心が妾の明日の事業欲をそそるのです。
吉行エイスケ 地図に出てくる男女 青空文庫
上等の方では事業欲、権勢欲、趣味欲、研究心、道徳心、宗教心、英雄崇拝心なぞいずれも数限りない。
夢野久作 東京人の堕落時代 青空文庫
百姓に食うものも食わせない業欲地主をさ?
または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 死せる魂 青空文庫
予の業欲に憧るる心は、一度唐土にさすらって、紅毛碧眼の胡僧の口から、天上皇帝の御教を聴聞すると共に、滅びてしもうた。
芥川龍之介 邪宗門 青空文庫
家族制度の今一つの要素となるものは親子兄弟という血縁関係ですが、今日の実際生活においては、第一に前に挙げた経済状態の圧迫がその血縁関係の結合をも解き放ち、その上、各人の事業欲や名誉欲も手伝って、戸主以外の青年男女をその故郷の家に固着させて置きません。
与謝野晶子 激動の中を行く 青空文庫
そうした風になりきった容太郎はかつては彼の父の伝右衛門が熱中したように、事業欲に熱したのであった、酒の醸造、大仕掛の漁猟、付近の村や町との取引――という風に、明治も十四、五年になる頃は、彼の威勢は付近の村々にも鳴り響いていた。
地に潜むもの 地上 青空文庫
青年興業欲何求、須向別天涯下遊、東亜西欧齢已老、南球独有富春秋。
井上円了 南半球五万哩 青空文庫
と同時に、浅野総一郎は事業欲のために、利根本流の四、五千個の水量を、岩本地先の大堰堤で締めきり、これを五里下流の真壁村へ運び、大発電所をこしらえた。
佐藤垢石 利根の尺鮎 青空文庫