牧羊神
ぼくようしん
名詞
標準
Pan (god)
文例 · 用例
死者を納れる石棺のおもてへ、淫らな戯れをしている人の姿や、牝羊と交合している牧羊神を彫りつけたりした希臘人の風習を。
— 梶井基次郎 『ある崖上の感情』 青空文庫
日はやゝに傾きて、遠里に靄はたち、中空の温もりに、草の香いや高き片岡、夢|薫り、現は匂ふ今、眠眼の牧羊神、笙を吹きやみぬ。
— 上田敏 『牧羊神』 青空文庫
慰はたゞこの笙の笛、牧羊神の笛の音に、世の秘事ぞかくれたる。
— 上田敏 『牧羊神』 青空文庫
をちこち山の影長く、夕の空の艶なるになほも笛吹く牧羊神。
— 上田敏 『牧羊神』 青空文庫
」 この逞しい老人は古い書棚をふり返り、何か牧羊神らしい表情を示した。
— 芥川龍之介 『歯車』 青空文庫
が、この近代の牧羊神もやはり十字架を荷つてゐた。
— 芥川龍之介 『歯車』 青空文庫
が、この近代の牧羊神もやはり十字架を荷っていた。
— 芥川竜之介 『歯車』 青空文庫
このアナトオル・フランスは十字架を背負つた牧羊神である。
— 芥川龍之介 『続文芸的な、余りに文芸的な』 青空文庫
作例 · 標準
古代ギリシャの神話に登場する牧羊神パンは、山や森を司り、笛を吹く姿で描かれる。
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森の奥深くから聞こえてくる不思議な音色は、牧羊神がいたずらで吹く笛の音だと言い伝えられている。
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彼は牧羊神をモチーフにした彫刻を制作し、自然への畏敬の念を表現しようとした。
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