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透徹した

とうてつした
形容詞-語幹
1
標準
clear
文例 · 用例
ただちがふところは、ラムボオが透徹した知性人であつたに反し、中原君がむしろ殉情的な情緒人であつたといふ一事である。
萩原朔太郎 中原中也君の印象 青空文庫
あの奇怪な『猫』の表現の透徹した心持は、幾度となく私の模倣したものであつたが物にならなかつた。
萩原朔太郎 月に吠える 青空文庫
銀で染めた髪と、眉の間に鼻眼鏡をかけたアウギュスト・ロダン氏は、妾の小さい手を芸術家らしい熱情をもってとると、不思議に透徹した眼光が妾を凝視しているのです。
吉行エイスケ バルザックの寝巻姿 青空文庫
米良は尻のところに縫模様のある緑色の部屋で踊子のベッドに寝ころんで天井に口汚く附着したシャンパンの斑点をみつめながら、病み果てた病人のように透徹した頭脳であわただしく過ぎて行った赤い歴史をめくるのであった。
吉行エイスケ 地図に出てくる男女 青空文庫
しかもダーウィンの進化論や、アインスタインの相対性云々よりも、もっと深刻透徹した名原則をあらわす公式なのだからね。
夢野久作 「生活」+「戦争」+「競技」÷0=能 青空文庫
しかし私の見るところでは、むしろ珍しいくらいいい透徹した頭脳をもっていたように思われる。
寺田寅彦 亮の追憶 青空文庫
ただ参考としては、当時の国民実情に対する透徹した洞察あるのみであります。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
自然の無関心な心、秋の透徹した気、午後三時頃の温かい光線が衰弱した神経の端々まで沁みわたって、最う社会もない、家庭もない――自分自身さえもなくなろうとする。
種田山頭火 夜長ノート 青空文庫
作例 · 標準
透徹した思考力で問題の本質を捉えた。
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彼の透徹した分析は、現状を正確に示していた。
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透徹した目で未来を見据える。
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透徹した(とうてつした) — 幻辞.com