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井戸車

いどぐるま
名詞
1
標準
well pulley
文例 · 用例
小祠宮沢賢治赤き鳥居はあせたれど杉のうれ行く冬の雲野は殿堂の続きかなよくすかれたる日本紙は一年風に完けきと雪の反射に知りぬべしかしこは一の篩にてひとまづそこに香を浄み入り来るなりと云ひ伝ふ雪の堆のなかにしてりゝと軋れる井戸車野は楽の音に充つるかな
宮沢賢治 小祠 青空文庫
三男  井戸車のある家と、めくらのじいさんのお家の間をとおっていくとね、杉の垣根にあながあいてるからね、そこをくぐると、お医者さんちの裏だよ。
新美南吉 病む子の祭 青空文庫
井戸車のお家とめくらのじいさんちの間に、からたちの垣根を結んじまったから。
新美南吉 病む子の祭 青空文庫
『今日はほんとによく晴れたお天氣ですこと、あの厭なぎいぎいいふ井戸車の音も、何となく今日はのどかに聞えるではありませんか。
――ある妻の手紙―― 青空文庫
その井戸車の軋る音を寢床に聞いて、『芳はまあ……』と、病人の聲が震へた。
水野仙子 四十餘日 青空文庫
その日は出入りの者も二三人手伝ひに来て、終日裏の大井戸の井戸車がガラガラと鳴り、子供ながらに浮々してゐたのに、私はすつかりジレて夕飯も食べなかつた。
嘉村礒多 途上 青空文庫
溝の磨れた井戸車の上に、何とも知れぬ花瓶が載っていて、その中から黄色い尺八の歌口がこの画の邪魔をしている。
夏目漱石 永日小品 青空文庫
いったいどこの女房が、こんな時刻に、錆びついた井戸車を軋ませながら一生懸命井戸の水を汲み上げているのだろう?
HISTOIRES NATURELLES 博物誌 青空文庫
作例 · 標準
ギー、ギーと音を立てる井戸車を回して、水を汲み上げる。
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古道具屋の軒先に、錆びついた井戸車が飾られていた。
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井戸車の滑りを良くするために、油を差しておこう。
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