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曲舞

くせまい
名詞
1
標準
recitative dance
文例 · 用例
而して人間の娯楽にはすこしく風流の趣向、または高尚の工夫なくんば、かの下等動物などの、もの食いて喉を鳴らすの図とさも似たる浅ましき風情と相成果申すべく、すなわち各人その好む所に従い、或いは詩歌管絃、或いは囲碁挿花、謡曲舞踏などさまざまの趣向をこらすは、これ万物の霊長たる所以と愚案じ申次第に御座候。
太宰治 不審庵 青空文庫
赤鬼、青鬼、白鬼の、面も三尺に余るのが、斧鉞の曲舞する。
泉鏡花 貝の穴に河童の居る事 青空文庫
酒盃|数献の後、幸村小鼓を取出し、自らこれを打って、一子大助に曲舞数番舞わせて興を尽した。
菊池寛 真田幸村 青空文庫
人々男の小さきは生まれ付きなり、能の上手下手に係らずやと問うと、太夫、善知鳥の曲舞に鹿を追う猟師は山を見ずという古語を引き居る。
猪に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
種々先行芸能、田楽・曲舞・小歌の類にして、猿楽の中に併容せられずにゐたものは寧、少かつた位である。
折口信夫 薪能と呪師走の翁 青空文庫
又、移動舞台の名残は「曲舞」に残つてゐました。
折口信夫 能舞台の解説 青空文庫
其後文学的な優れた詞を持つた曲舞、更に舞ひの外に優婉な歌と身振りの融合した猿楽能などが現れて、舞ひは殆此上発達の望めない迄に進んで来た。
折口信夫 舞ひと踊りと 青空文庫
それから『清水寺の鐘の声祇園精舎をあらはし』で始まるクセ地謡になるが、このクセ即ち曲は、昔の曲舞の名残りで謡曲文中の花だと云はれてゐる。
野口米次郎 能楽論 青空文庫
作例 · 標準
伝統芸能の発表会で、見事な曲舞が披露され、拍手喝采を浴びた。
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彼女は幼い頃から曲舞を習い、その優雅な舞は人々を魅了する。
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曲舞は、物語を歌いながら舞う、日本の古典芸能の一つだ。
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ウィキペディア

曲舞(くせまい)は、中世に端を発する日本の踊り芸能のひとつで、南北朝時代から室町時代にかけて流行した。単に「舞」と称することもあり、「久世舞」「九世舞」などとも表記する。幸若舞の母体になった舞である。

出典: 曲舞 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0