宿営地
しゅくえいち
名詞
標準
billeting area
文例 · 用例
おいら五六人で宿営地へ急ぐ途中、酷く吹雪く日で眼も口もあかねえ雪ン中に打倒れの、半分埋まって、ひきつけていた婦人があったい。
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
おいら五、六人で宿営地へ急ぐ途中、酷く吹雪く日で眼も口もあかねへ雪ン中に打倒れの、半分|埋まつて、ひきつけてゐた婦人があつたい。
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
木の葉どころか、木そのものさえ(宿営地の近傍を除いては)、容易に見つからないほどの、ただ砂と岩と磧と、水のない河床との荒涼たる風景であった。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
我々の宿営地に近く、とても満々と水をたたえた淵があり、いかにも魚がいそうな場所だったし、魚なんて一年近くも食っていないので、やって見ようという訳で、敵機の来ぬ時を狙って野球選手(どこのチームか知らない)のK君が裸になって河に入り、手榴弾を叩きこんだ。
— ある新聞記者の見た敗戦 『比島投降記』 青空文庫
三度目か四度目の宿営地に着いた日、カテリーナ・リヴォーヴナは薄暗くなるかならなぬうちから例の袖の下を使って、可愛いセリョージェチカとの逢曳の手筈をととのえ、一まず横にはなったが眠らずにいた。
— LEDI MAKBET MCENSKOVO UEZDA 『ムツェンスク郡のマクベス夫人』 青空文庫
) この宿営地――これはベートーヴェンの聴聞者の大多数がそこで立ち留まる場所であるが――に来るまでに、彼がどんな格闘をして来たかをわれわれが知らないという事を、諸君は認められるであろう。
— VIE DE BEETHOVEN 『ベートーヴェンの生涯』 青空文庫
宿営地の椿坂は翌日へかけて、本格的に警備が強化された。
— 第八分冊 『新書太閤記』 青空文庫
息ノ浜の宿営地から街の探題邸までは、入江に沿った松原つづきで、途中に櫛田神社がある。
— 八荒帖 『私本太平記』 青空文庫
作例 · 標準
兵士たちは、指定された宿営地でテントを設営した。
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この野営地は、数千人規模の兵士が宿泊できる広大な宿営地だ。
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悪天候のため、部隊は予定していた宿営地を変更せざるを得なかった。
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