娘心
むすめごころ
名詞
標準
girlish mind
文例 · 用例
娘心はおびただしい群衆のぞよめきに軽く酔ったらしく頬のあたりを赤くしていた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
眞白な腕について、綿がスーツと伸びると、可愛い掌でハツと投げたやうに絲卷にする/\と白く絡はる、娘心は縁の色を、其の蝶の羽に染めたさう。
— 泉鏡太郎 『一席話』 青空文庫
そは やはらかきりぼんのたぐひかもしくは、うら若き娘心を述べつづるやさしかる歌のたぐひか。
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
少し考えてみる人には継母との関係がわかるであろうが、若い娘心はこんな生意気な人ではあってもそれに思い至らなかった。
— 空蝉 『源氏物語』 青空文庫
で、お定も急がしく萠黄の大風呂敷を擴げて、手※りの物を集め出したが、衣服といつても唯六七枚、帶も二筋、娘心には色々と不滿があつて、この袷は少し老けてゐるとか、此袖口が餘り開き過ぎてゐるとか、密々話に小一時間もかゝつて、漸々準備が出來た。
— 石川啄木 『天鵞絨』 青空文庫
郷里を出て以來、片時も離れなかつた友と別れて、源助にもお吉にも離れて、ああ、自分は今初めて一人になつたと思ふと、温なしい娘心はもう涙ぐまれる。
— 石川啄木 『天鵞絨』 青空文庫
で、お定も急がしく萌黄の大風呂敷を拡げて、手廻りの物を集め出したが、衣服といつても唯六七枚、帯も二筋、娘心には色々と不満があつて、この袷は少し老けてゐるとか、此袖口が余り開き過ぎてゐるとか、密々話に小一時間もかゝつて、漸々準備が出来た。
— 石川啄木 『天鵞絨』 青空文庫
郷里を出て以来、片時も離れなかつた友と別れて、源助にもお吉にも離れて、ああ、自分は今初めて一人になつたと思ふと、穏しい娘心はもう涙ぐまれる。
— 石川啄木 『天鵞絨』 青空文庫
作例 · 標準
行列のできるパンケーキ店に何時間も並びたいと思うのは、やはりいつまでも変わらぬ娘心なのだろうか。
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父親にはなかなか理解できない、思春期の複雑で繊細な娘心を、母親としてうまく察してあげたい。
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彼女は還暦を過ぎても娘心を忘れず、ピンク色のフリルがついた可愛い小物を集めている。
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