万国史
ばんこくし
名詞
標準
world history
文例 · 用例
パーレー万国史、クヮッケンボス文典などという書名を連ねた紙片に過ぎなかったが、それが恐ろしく幼い野心を燃え立たせた。
— 寺田寅彦 『読書の今昔』 青空文庫
ナショナルの二位しか読めないのが急に上の級へ入って、頭からスウヰントンの万国史などを読んだので、初めの中は少しも分らなかったが、其時は好な漢籍さえ一冊残らず売って了い夢中になって勉強したから、終にはだんだん分る様になって、其年(明治十七年)の夏は運よく大学予備門へ入ることが出来た。
— 夏目漱石 『落第』 青空文庫
いつたい何時も誤魔化読をする時には、小説を先づ斯う開いて、其上へ、詰り英語の塾だから、ナシヨナル読本、スイントンの万国史などを載せる。
— 泉鏡花 『いろ扱ひ』 青空文庫
幼時余は、母に、論語を学び、二宮尊徳の修身を聴講し、ナシヨナル・りいどる巻の一に依つて英語を手ほどかれ、和訳すゐんとん万国史を講義された。
— 牧野信一 『余話(秘められた箱)』 青空文庫
すゐんとん万国史は、余が稍長じた頃だつたが、たゞその書物の装釘が、灰色に太き金文字を印したる表紙を憶えてゐるのみである。
— 牧野信一 『余話(秘められた箱)』 青空文庫
――朝になると、その書物は何時の間にか姿を消して、書箱の観音開きには堅く錠が下され、母の机上には、不景気なナシヨナル・りいどると、灰色のすゐんとん万国史等が悄然と積み重ねてあるばかりで、徒らに余の退屈をそゝつたからである。
— 牧野信一 『余話(秘められた箱)』 青空文庫
人類の発展には一貫の意味目的があって、国家は各その一部の使命を充す為に興亡盛衰する者であるらしい(万国史はヘーゲルのいわゆる世界的精神の発展である)。
— 西田幾多郎 『善の研究』 青空文庫
幼時余は、母に、『論語』を学び、二宮尊徳の修身を聴講し、『ナショナル・りいどる』巻の一に依つて英語を手ほどかれ、『和訳すゐんとん万国史』を講義された。
— 秘められた箱 『余話』 青空文庫
作例 · 標準
彼は学生時代、万国史の授業に特に興味を持っていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
この博物館は、万国史における重要な出来事を展示している。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
万国史を学ぶことで、多様な文化や文明の発展を理解できる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash