様言
ようげん
名詞
標準
文例 · 用例
若しか先生が、私に彼様言つて置き乍ら、御自分はお遣りにならないのですと、私許り詰りませんもの。
— 石川啄木 『葉書』 青空文庫
御意の程を計りかねまして、次の間に控えさせておりまするが……」「何と……次の間に控えさせておると申すか」「御意に御座りまする」「それならば何故早く左様言わぬか。
— 夢野久作 『名君忠之』 青空文庫
』 と言はれて、郡視学は鷹揚な微笑を口元に湛へ乍ら、『折角皆さんが彼様言つて下さる。
— 島崎藤村 『破戒』 青空文庫
成程|左様言はれて見ると、少許も人を懼れない。
— 島崎藤村 『破戒』 青空文庫
何故斯うして門の前まで一緒に来たか、それは今説明しようとも思はない、なんて、左様言つて、それからぷいと別れて行つて了ひました。
— 島崎藤村 『破戒』 青空文庫
成程、左様言はれて見れば、落魄の画像其儘の様子のうちにも、どうやら武士らしい威厳を具へて居るやうに思はるゝ。
— 島崎藤村 『破戒』 青空文庫
『奥様に左様言つて呉れませんか――今日は宿直の当番ですから何卒晩の弁当をこしらへて下さるやうに――後で学校の小使を取りによこしますからツて――ネ。
— 島崎藤村 『破戒』 青空文庫
』『左様言つて呉れる人があると難有い。
— 島崎藤村 『破戒』 青空文庫