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寄り集まり

よりあつまり
名詞
1
標準
文例 · 用例
ちょっと考えると数学は純粋な論理の系統であり、語学は偶然なものの偶然な寄り集まりのように見える。
寺田寅彦 数学と語学 青空文庫
せっかく頭脳を持った人間が寄り集まりながら、共通の言語を持っていなければ我々は社会を築きえない。
富田倫生 青空のリスタート 青空文庫
こらえ性のない人々の寄り集まりなら、身代が朽ち木のようにがっくりと折れ倒れるのはありがちと言わなければならない。
有島武郎 生まれいずる悩み 青空文庫
それを二人の博士がお互いに相手の所業と思って疑い合っているお蔭で、一つに重なり合って見えているだけの事で、二人の博士の八釜しい説明が付いていなければ、単純な二つの変死事件と、一つの発狂事件の寄り集まりに過ぎないじゃないか……。
夢野久作 ドグラ・マグラ 青空文庫
「その自殺致しました△△には妻と男の子が三人ありまして、今申上げましたような事情で路頭に迷うておりますのを、微力ながら吾々友人が寄り集まりまして、どうにかこうにか喰えるように処置いたしましたが、ここに困りますのはその三人の子供に父の死因が知らせられない事で御座います。
夢野久作 恐ろしい東京 青空文庫
いや、はや、慷慨家の寄り集まりで、仏人からそう申しても、ぜひ切ると言った調子で、聞き入れません。
第二部上 夜明け前 青空文庫
匪と言えば統一も規則もない無頼漢の寄り集まりであるのが普通であるが、青幇の内部がいかに秩序整然たるかは一寸右のような工合である。
国枝史郎 さまよう町のさまよう家のさまよう人々 青空文庫
影の微粒子が寄り集まり凝り固まって、謂わば死気に生きてるのだ。
豊島与志雄 ものの影 青空文庫