端部
たんぶ
名詞
標準
文例 · 用例
バランスもよさそうだ」 と急に重心板の下端部を、注意深く覗き込みながら、「こりゃ君、粘土が喰っ附いてるじゃあないかね?
— 大阪圭吉 『死の快走船』 青空文庫
成る程|重心板の下端部の、鉛と木材の接ぎ目の附近に、薄く引っこすったように柔かな粘土が着いている。
— 大阪圭吉 『死の快走船』 青空文庫
「課長どの」と多田刑事は警部をオズオズと呼んで、この車輌の一番先端部にあたる左側客席の隅を指した。
— 海野十三 『省線電車の射撃手』 青空文庫
竜骨前端部の下で波が白く泡立っているのが見えた。
— 宝島 『宝島』 青空文庫
小高い土地に建っているようで、煤けたファサード、斜めから見える北側の傾斜屋根、大きな尖り窓の先端部が、周囲に縺れ合う棟木と煙突陶冠を圧していた。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『闇をさまようもの』 青空文庫
それらの内二本の終端部には鉤爪ないし鋏があり、第三のものの終端部には赤色をしたラッパ状付属肢が四つあった。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『時間からの影』 青空文庫
先程のものより小型な奇妙に丸められ象られた石鹸石の破片に混じっていた――今回のも五芒星形だが損傷は幾つか先端部が欠けたのみ。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『狂気の山脈にて』 青空文庫
長さ一・八メートルの樽状胴部に五つの膨大部があり直径は中央部一・一メートル両端部三十センチ。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『狂気の山脈にて』 青空文庫