抱え上げる
かかえあげる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to gather up into one's arms
文例 · 用例
大の男が二人がかりでもどうかと思われる巨大な白菊の満開の鉢を、ヤットの思いで胸の上まで抱え上げるうちに、彼の全身は、新しい汗で水を浴びたようになった。
— 夢野久作 『白菊』 青空文庫
」 彼女はそういう様子だし、案内者は手招きしているので、幾分やけ気味になって、彼は自分の肩の上でぶるぶる震えている彼女の腕を自分の頸にひっかけ、彼女を少し抱え上げるようにして、彼女をせき立てて室内へ入った。
— 上巻 『二都物語』 青空文庫
私が屍体の側に置いて行った二枚のスケッチ板中、殊に屍体のすぐ近くにあった一枚のほうは、確かに婦人を抱え上げる時に、ゴリラの足がかかったものと覚しく、板一面に泥がこびりついて、しかも手に取り上げて見ると驚くべし、厚み二|糎もある丈夫な阿弗利加樫の板が、真ん中からピチンと二枚に折れていることであった。
— 橘外男 『令嬢エミーラの日記』 青空文庫
作例 · 標準
玄関に届いた大きな段ボール箱を両腕で抱え上げ、腰を痛めないよう慎重にリビングまで運んだ。
泣きじゃくる幼い娘をそっと抱え上げ、背中を優しく叩いてあやしながら寝かしつける。
散歩の途中で歩き疲れて動かなくなった老犬を抱え上げると、腕の中で安心したように目を閉じた。
災害現場で瓦礫の下から救出された負傷者を、隊員たちは慎重に抱え上げて担架へと移した。