縄のれん
なわのれん
名詞
標準
rope curtain
文例 · 用例
私が、その一年生の冬季休暇に、東京へ遊びに来て、一夜、その粋人の服装でもって、おでんやの縄のれんを、ぱっとはじいた。
— 太宰治 『服装に就いて』 青空文庫
縄のれんをはじいて中へはいると、この早朝に、もうはや二人の先客があった。
— 太宰治 『ロマネスク』 青空文庫
だがもちろん上流ではなく、今日でいえば縄のれん、いや二流どこのレストランで、大衆的ということもできる。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
だが、結局決まつたのは小さい縄のれんのやうな飲食店で、なか子は出て来るなり面目のないやうな顰めた顔をして走つて来た。
— 林芙美子 『朝夕』 青空文庫
何時までたつても際限がないことだし 結局こんなになるものなのなら、いつそさつぱりと、自由な方向へ歩いて行つた方がいゝのだと なか子は後も振りかへらないで、船板に小磯と書いてある縄のれんの家へ這入つて行つた。
— 林芙美子 『朝夕』 青空文庫
女中達は、二人ばかりで、どれも丸髷に結ひ、渋い滝縞のまがひお召か何かで、仲々、小料理屋の縄のれんと云つても馬鹿にはならなかつた。
— 林芙美子 『朝夕』 青空文庫
私の聞き知っている逸話では、本所辺の縄のれんで、三下のあンちゃんが、因縁をつけてしきりに管を巻いていた。
— 正岡容 『艶色落語講談鑑賞』 青空文庫
釣りの帰りには、必ず不動裏の中木場へ出て、何とかいう縄のれんの家へ寄り、おやじはアンコウ鍋か何かで、ちびちびと気持ちよさそうに飲んでいた。
— 三遊亭金馬 『江戸前の釣り』 青空文庫
作例 · 標準
古びた居酒屋の入り口にかかった縄のれんをくぐると、焼き鳥の香ばしい匂いが漂ってきた。
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昔ながらの商店街には、今でも縄のれんを下げた風情のある店がいくつか残っている。
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風に揺れる縄のれんが、夏の日の夕暮れに涼しげな音を立てている。
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標準
bar
作例 · 標準
「今夜は仕事帰りに、駅前の小さな縄のれんで一杯ひっかけていこうぜ」と誘われた。
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父は若い頃、近所の縄のれんで友人たちと夜通し政治や野球について語り合ったという。
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格式張ったレストランよりも、気取らない縄のれんの方が、落ち着いて酒を飲める。
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