屍鬼
しき
名詞頻度ランク #10472 · 青空 18 例
標準
vetala
文例 · 用例
墓の下からこの世を呪いに出て来た屍鬼の形相であった。
— 夢野久作 『名娼満月』 青空文庫
即ち支那、印度、日本等に於て屍神、屍鬼、もしくは火車等と称する妖異|譚の内容を検する時は、この種の夢遊行為……すなわち屍体飜弄が誤伝せられたるものなる事を、自然科学、精神科学等の各方面より推知するを得べし。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
而して斯る事実の詳細に関しては他日「妖怪篇」なる一篇に集積して研究論証すべく、目下材料の整理中に属すれども、その一班を摘要すれば、元来この屍神、屍鬼、もしくは火車等と称する妖異現象は、狐猫の類族、又は鴉、梟等の怪禽妖獣の族の所業なるが如く信ぜられおる傾向あり。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
それからその死骸を丸|裸体にして肢体を整え、香華を撒じ神符を焼き、屍鬼を祓い去った呉青秀は、やがて紙を展べ、丹青を按配しつつ、畢生の心血を注いで極彩色の写生を始めた」「……ワア……凄い事になったんですね。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
曰く、この犯人は喰屍鬼か吸血鳥か、とにかく、人間の眼を触れずに自在に往来する、他界の変怪であろうと。
— 牧逸馬 『女肉を料理する男』 青空文庫
が、実際に食屍鬼めいた行為があったと証言する者はいなかった。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『チャールズ・デクスター・ウォードの事件』 青空文庫
プロヴィデンスの家庭が絡む過去の事件についての食屍鬼めいたわずかな対話の他は、彼に理解することができた問答のほとんどは歴史ないし科学上のもので、時折それは遥か彼方遠い過去に関連していた。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『チャールズ・デクスター・ウォードの事件』 青空文庫
三月の終わりになると、ウォードは文献探索に加え、食屍鬼めいた様子で市の様々な古い共同墓地を巡り歩き始めた。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『チャールズ・デクスター・ウォードの事件』 青空文庫
作例 · 標準
その物語に登場する屍鬼は、夜な夜な墓場を彷徨い歩くという。
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屍鬼は、生者の魂を奪うとされる伝説上の存在だ。
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ホラー映画で、突如現れた屍鬼が人々を恐怖に陥れた。
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ウィキペディア
『屍鬼』(しき)は、小野不由美作の小説。1998年に新潮社から単行本(上・下巻)が、2002年に新潮文庫から文庫本(全5巻)が発行された。本作を原作とした藤崎竜の漫画についてもこの項で解説する。
出典: 屍鬼 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0