開城
かいじょう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
surrender of a castle
文例 · 用例
小田原は果して手強い手向いもせず、埒も無く軍気が沮喪して自ら保てなくなり、終に開城するの已むを得ざるに至った。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
全滅後、死体の収容も出来んで、そのまま翌年の一月十二三日、乃ち、旅順開城後までほッとかれたんや。
— 岩野泡鳴 『戦話』 青空文庫
勝頼は、自分の分国の諸将が動揺するのを見、憤激して、天正二年正月美濃に入って明智城を攻略し、同じく五年には遠江に来って、高天神城を開城せしめた。
— 菊池寛 『長篠合戦』 青空文庫
さて一方、盛政は大野路山に旗本を置いて、清水谷庭戸浜に陣を張って賤ヶ岳を囲んで居ったが、桑山修理亮の言を信じて、夕陽没するに及んで、開城を迫った。
— 菊池寛 『賤ヶ岳合戦』 青空文庫
清正は更に開城を経た後大陸を横断して西海岸に出で、海汀倉に大勝し長駆|豆満江辺の会寧に至った。
— 菊池寛 『碧蹄館の戦』 青空文庫
開城には、小早川|隆景、吉川広家、毛利元康以下二万の勢。
— 菊池寛 『碧蹄館の戦』 青空文庫
碧蹄館血戦之事 平壌敗れたりとの報が、京城に達したので、宇喜多秀家は三奉行と相談して、安国寺|恵瓊を開城へ遣して、小早川隆景に、京城へ退くよう勧説した。
— 菊池寛 『碧蹄館の戦』 青空文庫
且つはこの開城京城間の臨津江が春来と共に氷が解ける事でもあらば、貴殿の進退は困難となろう」と説得して、ついに開城を中心として四方の諸城の軍勢も、次々に退却して京城に集った。
— 菊池寛 『碧蹄館の戦』 青空文庫