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見えつ隠れつ

みえつかくれつ
名詞動詞-サ変
1
標準
coming into and out of sight
文例 · 用例
げに今まで燃えつかざりし拾木の、たちまち風に誘われて火を起こし、濃き煙うずまき上り、紅の炎の舌見えつ隠れつす。
国木田独歩 たき火 青空文庫
市郎は眼を定めて熟視ると、穴の入口と覚しき所で何者か火を照しているらしく、其光に映じて例の金色が見えつ隠れつ漂うのであった。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
」 声は吹雪に隔てられて聞えないので、重太郎の小さい姿は十|間ばかりの先に見えつ隠れつしながらも、お葉は容易に追い止めることが能なかった。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
その雪烟の中に迷うが如き火の光が一点、見えつ隠れつ近寄って来たので、忠一は思わず声をあげて呼んだ。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
私はマントをすっぽり頭からかぶって、見えつ隠れつ、姉を尾行した。
渡辺温 可哀相な姉 青空文庫
艀は見えつ隠れつ、思わぬところに帽子の幾つかを見せてまた波の向うにずり込んでしまう。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
――が、絶えたり続いたりと云うよりは、出つ入りつ、見えつ隠れつするかに聞えて、浸出すか、零れるか、水か、油か、濡れたものが身繕いをするらしい。
泉鏡花 沼夫人 青空文庫
波の山、波の谷を、見えつ隠れつして、それを漕いで行った。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
作例 · 標準
山道を歩いていると、霧の中から湖が見えつ隠れつした。
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彼の本心は、言葉の端々に見えつ隠れつしている。
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雲の切れ間から、月が見えつ隠れつしていた。
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