背黄青
せきせい
名詞
標準
文例 · 用例
そして隣りの物干しの隅には煤で黒くなった数匹のセキセイが生き残っているのである。
— 梶井基次郎 『交尾』 青空文庫
「きつくなったんじゃないのかな、あいつ、背が伸びたから」 どこかから逃げてきたのか、つがいらしい、二羽のセキセイインコが、むかいの腰掛けの背板にやってきて、すぐにまたどこかへ飛んでいった。
— 第2章 メリーゴーラウンド、1967年 『45回転の夏』 青空文庫
鸚鵡と呼ぶ名の鳥はいないけれど、その種類はセキセイインコ、カルカヤインコ、サトウチョウ、オオキボウシインコ、アオボウシインコ、コンゴウインコ、オカメインコ、キバタン、コバタン、オオバタン、モモイロインコなどがある。
— 海野十三 『獏鸚』 青空文庫
おのおの形態を比較するに、まずセキセイインコについて云えば、頭及び翕は黄色で……」「わ、判ったよ。
— 海野十三 『獏鸚』 青空文庫
桝本と舟木とお蝶とは揃って苦笑いを洩らすだけであったが、艶子とそれから長谷川と山本とはこの目にも止まらぬ早業に、値段の下がったセキセイインコのような目玉をした。
— 合作の六(終局) 『五階の窓』 青空文庫
そのうちセキセイのぺちゃくちゃの騒音の間から、静かな、しかし音程のひどく高い、鋭く透る、ヒュウ、ヒュウという声が耳にはいった。
— 高村光太郎 『木彫ウソを作った時』 青空文庫
飯倉通にてセキセイ鸚哥を購ふ。
— 断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 『断腸亭日乗』 青空文庫