転がり
ころがり
名詞
標準
文例 · 用例
」 その夢の中の私の言葉が、今でも時時聞える時、私は可笑しさに転がりながら、自分の中の何所かに住んでる、或る「馬鹿者」の正体を考へるのである。
— 萩原朔太郎 『散文詩集『田舎の時計 他十二篇』』 青空文庫
生れて二十箇月後に階段から転がり落ちて、頭に青や黒の斑点が出来た。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
そいつだが、婦人が、あの児を連れて、すっと通ると、むくりと脈を打ったように見えて、ころころと芝の上を斜違いに転がり出した。
— 泉鏡花 『朱日記』 青空文庫
男が、足を踏みはずし、壇を転がり落ちまして、不具になどなりましては、生効もないと存じます。
— 泉鏡花 『天守物語』 青空文庫
「実は今、七之助がまっ蒼になって駈け込んで来て、商売から帰って家へはいると、おふくろが土間に転がり落ちて死んでいたが、一体どうしたらよかろうかと、こう云うんです。
— 猫騒動 『半七捕物帳』 青空文庫
S=廊下 障子破れて、襖が倒れて、五六人の黒い影が組んづほぐれつ段梯子を折り重って転がり落ちる。
— 山中貞雄 『森の石松』 青空文庫
「殴り込みだッ」S=階段の処 折り重って転がり落ちる児分共。
— 山中貞雄 『森の石松』 青空文庫
七五郎」 転がり込む石松。
— 山中貞雄 『森の石松』 青空文庫