帆風
ほかぜ
名詞
標準
tailwind
文例 · 用例
帆風に散るか、露消えて、と見れば、海に露れた、一面|大なる岩の端へ、船はかくれて帆の姿。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
雨が止んだので狭い甲板に上つて眺めた私の心には、唐人の「支頤見千里、煙景非一状、遠岫有無中、片帆風水上」と云ふ詩が浮ぶのであつた。
— 附 満蒙の歌 『満蒙遊記』 青空文庫
海が光るぞよ 血染の帆風 黄色い筈だ 月が出る その歌は、浮世で聞ける歌でない。
— 小川未明 『捕われ人』 青空文庫
布川付近のイナサの風は、利根川の平和な時には船に帆風を与えて、幾艘となく白帆がのぼってゆくが、春の雪解けのころになると、上州越後の山々に吹きつけて、山の雪をとかし、利根川の大水となり、下流の人々を脅かしていた。
— 柳田国男 『故郷七十年』 青空文庫
けが を した おほかぜくん村山籌子 けふは おほかぜくんは たいへん いいごきげんでした。
— 村山籌子 『けが を した おほかぜくん』 青空文庫
「ヒユウ ヒユウ ヒユウ」 これが おほかぜくんの うたです。
— 村山籌子 『けが を した おほかぜくん』 青空文庫
」 おほかぜくんは とんでいつて、こどもの ぼうしを ふきとばした。
— 村山籌子 『けが を した おほかぜくん』 青空文庫
」 おほかぜくんは のはらをこえ、たんぼをこえて、やまのはうに ふいてゆきました。
— 村山籌子 『けが を した おほかぜくん』 青空文庫
作例 · 標準
帆風を受けて、船はぐんぐんスピードを上げた。
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穏やかな帆風が、ヨットの帆を膨らませていた。
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逆方向からの帆風に、船長は進路変更を余儀なくされた。
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