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名詞
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標準
文例 · 用例
彼の無なる血は地に流れんとしている。
内村鑑三 ヨブ記講演 青空文庫
世人はひとしく仙之助氏の無を信じていたし、当局でも、まさか、鶴見仙之助氏ほどの名士が、愚かな無法の罪を犯したとは思っていなかったようであるが、ひとり保険会社の態度が頗る強硬だったので、とにかく、再び、綿密な調査を開始したのである。
太宰治 花火 青空文庫
氷海の無の住民たる白熊に対してはソビエト探険隊員は残虐なる暴君として血と生命との搾取者としてスクリーンの上に映写されるのである。
寺田寅彦 空想日録 青空文庫
況んや、大喪の期未だ終らざるに、無の民驚きを受く。
幸田露伴 運命 青空文庫
われは既に一たび畫工に隨ひて、「クリア、ホスチリア」にゆき、昔游戲の日まで猛獸を押し込めおきて、つねに無の俘囚を獅子、「イヱナ」獸なんどの餌としたりと聞く、かの暗き洞の深き處まで入りしことあり。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
こはなき人を脅したる報に、こゝに刑せられし強人の骨なるべし。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
我はおん身等に對して何のをもおかしゝことなし。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
クレオパトラが自分の運命の窮迫したのを知って自殺を思い立った時、幾人も奴隷を目の前に引き出さして、それを毒蛇の餌食にして、その幾人もの無の人々がもだえながら絶命するのを、眉も動かさずに見ていたという插話を思い出していた。
有島武郎 或る女 青空文庫