悪徒
あくと
名詞
標準
rascal
文例 · 用例
――……つもっても知れましょうが、講談本にも、探偵ものにも、映画にも、名の出ないほどの悪徒なんですから、その、へまさ加減。
— 泉鏡花 『木の子説法』 青空文庫
根が悪徒ではござりませぬ、取締りのない、ただぼうと、一夜酒が沸いたような奴殿じゃ。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
「私は悪徒の手から逃げて、此の上流の山の裾から来た者でございます」「それは気のどく、和女はどうした素性の者じゃ」 女は俯向いて答えた。
— 田中貢太郎 『魔王物語』 青空文庫
ちょうど悪徒は入れ墨さるるを懼るれど、追々は入墨を看板に使うて更に人を脅迫するようだ。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
それと共に、かかる兇悪無残な悪徒を、逮捕し得ざる警察を呪い、またかかる悪徒の横行闊歩して居る世の中が嫌になりました。
— 菊池寛 『ある抗議書』 青空文庫
(ロ)村民中買収の手先きとなりて官より報酬を受け居る悪徒ハ一人にても多く誘拐して移住せしむれバ自己の利益となるが故に、阿諛佞弁を以て良民を欺罔し之を誘拐して窮地に陥ることを勉めつゝあり。
— 田中正造 『非常歎願書』 青空文庫
彼等悪徒ハ区々たる銅臭のために其良心を汚涜せられ同郷の友を殺して私利を貪るに汲々たり。
— 田中正造 『非常歎願書』 青空文庫
嗚呼されば彼等を馳て悪徒たらしめたる者ハ果して誰ぞや。
— 田中正造 『非常歎願書』 青空文庫
作例 · 標準
悪徒は日常生活で良く見かける現象だ。
悪徒対策に多くの企業が投資している。
悪徒に関する最新の研究結果が発表された。
この作品では悪徒がテーマとして扱われている。