拵え物
こしらえもの
形容動詞名詞
標準
fake
文例 · 用例
なるほど精巧には出来てはいるが、それは確かに拵え物の青大将であるので、わたしも思わず笑い出した。
— 岡本綺堂 『深見夫人の死』 青空文庫
「だが、あの片袖は贋物でも拵え物でもねえ、全くわっしが品川へ夜釣りに行って引き揚げたんです。
— 大阪屋花鳥 『半七捕物帳』 青空文庫
「おれは素人で、こんな物の眼利きは出来ねえが、彩色といい、木目といい、どう見ても拵え物じゃあねえらしい。
— 正雪の絵馬 『半七捕物帳』 青空文庫
拵え物と知っていても、あんまり心持のいい物ではありません。
— 幽霊の観世物 『半七捕物帳』 青空文庫
それは人形でもなく、拵え物でもなく、確かに正真の人間であるので、木戸番もびっくりした。
— 幽霊の観世物 『半七捕物帳』 青空文庫
例えば「真珠の首飾」にしても、有りそうな事件を取り扱い乍ら、拵え物としか思われないのは、その把握力が弱いからで、キメの荒い散文的の描写は、そうでなくてさえ非審美的の、探偵小説というものを、一層ぞんざいに墜し入れている。
— 国枝史郎 『日本探偵小説界寸評』 青空文庫
よく見ると鉢の中の金魚は拵え物だった。
— 国枝史郎 『赤い手』 青空文庫
白い紙か……それとも白い絹のような物か……どっちにしても、拵え物らしいよ。
— 白蝶怪 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
このアンティーク家具は、よく見ると最近作られた安価な拵え物だと分かる。
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画面の中の豪華な食事はすべて撮影用の拵え物で、実際には食べられないそうだ。
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彼女の涙が心からのものか、それともただの拵え物かは私には判断しがたい。
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