洒然
しゃぜん
形容動詞
標準
文例 · 用例
なるべくひと目にかかるような店先へ早う立てい」 おどろくかと思いのほかに謎の番頭は、にたりと意味ありげな微笑をのこすと、洒然としてかつぎ去りました。
— 仙台に現れた退屈男 『旗本退屈男 第七話』 青空文庫
予|洒然トシテ之ヲ敬ス。
— 中島敦 『斗南先生』 青空文庫
三下り半を請求する方もその覚悟、やる方もその了見だから双方共|洒然として形式のために煩わされないのであります。
— 夏目漱石 『創作家の態度』 青空文庫
その上|小胆で無分別で正直と来ているから、それほど厭でなくっても断りかねないのさ」 父はそう云ったなり洒然としていた。
— 夏目漱石 『行人』 青空文庫
その上小胆で無分別で正直と来ているから、それほど厭でなくっても断りかねないのさ」 父はそう云ったなり洒然としていた。
— 夏目漱石 『行人』 青空文庫
アッハハハ」と洒然として笑う。
— 国枝史郎 『善悪両面鼠小僧』 青空文庫
思い切って、俺は姫をくれてやるのだ」 洒然として城主は云い切った。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
時に洒然たる一老婦人あり室に入り来り少年を叱して去らしむ。
— 山路愛山 『頼襄を論ず』 青空文庫