押っ付け
おっつけ
名詞
標準
technique of holding one's opponent's arm to prevent him from getting a hold on one's belt
文例 · 用例
膝頭へ額を押っ付けた。
— 国枝史郎 『銀三十枚』 青空文庫
が、元来系図なるものは、それが在るだけでもう役目は足りるのであってもしそんな詮索をするとなれば、万世一系と信ぜられるところの皇室におかせられ奉っても、越前のどこかに皇孫あり、これを迎えて継体天皇とす、などという押っ付け仕事のような記録があるではないか。
— 山本周五郎 『長屋天一坊』 青空文庫
お年寄には好いものを高く押っ付けます。
— 佐々木邦 『親鳥子鳥』 青空文庫
手近にあったアルコールの数滴を机の上に垂らしてその上に玉虫の口をおっつけると、虫は活溌にその嘴を動かしてアルコールを飲み込んだ。
— 寺田寅彦 『さまよえるユダヤ人の手記より』 青空文庫
おっつけ先生は二階からおりていらっしゃる時分だよ。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
「ミゼラブル」の中でファンティーヌが往来で乱暴な男に肩へ雪の塊をおっつけられるところもあります。
— 寺田寅彦 『先生への通信』 青空文庫
ベルクナー主演の「女の心」(原名アリアーネ)の一場面で食卓の上にすみれの花を満載した容器が置いてある、それをアリアーネが鼻をおっつけて香をかいだりいじり回したりするのであるが、はじめは自分にはそれがなんだかよくわからなくて、葡萄でも盛ったくだもの鉢かと思っていた。
— 寺田寅彦 『映画雑感(4)』 青空文庫
たとえばド・ヴァレーズ伯爵がけしからぬ犯行の現場から下着のままで街頭に飛び出し、おりから通りかかったマラソン競走の中に紛れ込み、店先の値段札を胸におっつけて選手の番号に擬するような、卑猥であくどい茶番はヤンキー王国の顧客にはぜひとも必要なものであろう。
— 寺田寅彦 『音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」』 青空文庫
作例 · 標準
例句