風邪気
かぜけ異読 かざけ
名詞
標準
slight cold
文例 · 用例
少し風邪気味で、大儀な時にでも無理をして勤務をおろそかにしなかった。
— 黒島傳治 『雪のシベリア』 青空文庫
ことしはもはや名曲堂の人たちに会へぬかと思ふと、急に顔を見せねば悪いやうな気がし、またなつかしくもなつたので、すこし風邪気だつたが、私は口繩坂を登つて行つた。
— 織田作之助 『木の都』 青空文庫
「いまは、ちょっと風邪気味なんですけど。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
僕が相談に行った時は風邪気味だとかいって逢ってくれなかったのです。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
庄亮までが、風邪気味で咽喉を痛めたというので、さして左が利かない。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
風邪気の庄亮に私は私の緑のレインコートを頭からかぶせた。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
紋羽二重の肉色鹿子を掛けたる大円髷より水は滴るばかりに、玉の如き喉を白絹のハンカチイフに巻きて、風邪気などにや、連に打咳きつつ、宮は奥より出迎に見えぬ。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
すると、その中に大納言|殿と云われる上席の女中がいたが、それが風邪気味だと云って、出て来ない。
— 菊池寛 『女強盗』 青空文庫
作例 · 標準
朝から少し風邪気があるようで、喉の奥がイガイガして仕事に集中できない。
昨夜の冷え込みのせいか、今朝はひどく風邪気が差して、どことなく体が重く感じる。
大事な商談を控えているので、風邪気をこじらせないよう、ビタミン剤を飲んで早めに布団に入った。
先週からずっと風邪気が抜けないまま、鼻声で電話対応を続けるのは辛いものがある。