山羊皮
やぎがわ
名詞
標準
文例 · 用例
山羊皮の半外套を着た若い労働者が三四人、床の上でじかに膝を抱え、むき出しな板の羽目へよっかかっている。
— 宮本百合子 『「鎌と鎚」工場の文学研究会』 青空文庫
伸びあがって笑いながら、山羊皮外套に防寒帽をかぶったまんまでつめかけてるロシア人に混って手を叩いていたら、「――どうだい」 声かけた者がある。
— 宮本百合子 『ズラかった信吉』 青空文庫
唾をとばしながら何か云っちゃあ、裾のひきずるほどだぶだぶな自分の山羊皮外套を、片手にひっ掴んだ防寒帽でもってバサッ、バサッとしばく。
— 宮本百合子 『ズラかった信吉』 青空文庫
ぼろぼろの山羊皮外套の前をはだけピムキンは横柄にぶっつける。
— 宮本百合子 『ピムキン、でかした!』 青空文庫
」 自分の山羊皮外套の前をばたばた、はたきながら泣き声でわめきたてた。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
ロシア史のあらゆる偉大な瞬間と恐ろしい瞬間は、心理的には、この山羊皮外套の中で体温高き民衆の飛躍性と深い関係を持っていると思う。
— 宮本百合子 『モスクワ印象記』 青空文庫
灰色の官給長外套を着たプロレタリアートの子が命令の意味を理解せず山羊皮外套を着たプロレタリアートの子を射った。
— 宮本百合子 『スモーリヌイに翻る赤旗』 青空文庫
山羊皮外套を雪の上へぬぎすて農民みたいな男が、車の下に這いこんだ。
— 宮本百合子 『新しきシベリアを横切る』 青空文庫
ウィキペディア
山羊皮(さんようひ、やぎがわ)またはゴートスキン は、山羊 の皮である。山羊皮から作られる革は、長年の慣例により、「モロッコ革」と呼ばれる。手袋や靴、その他の装飾品に使われるキッドスキンは伝統的に山羊皮(子山羊皮)であるが、羊やカンガルーといったその他の革もキッドを作るために使うことができる。
出典: 山羊皮 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0