父者人
ちちじゃひと異読 ててじゃひと
名詞
標準
father
文例 · 用例
お馨さんの父者人であった。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
お馨さんの父者人は、十六にして父に死なれ、一代にして巨万の富をなした。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
お馨さんの父者人、母者人と三度目の対面をした。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
粕谷の彼は起ってお馨さんと彼等の干繋を簡単に述べ、父者人に対して卑怯なる虚言の罪を謝し、終に臨み、お馨さんの早世はまことに残念だが、自身の妹か娘があるならば、十人は十人矢張お馨さんの様に戦場に送りたいと思うと言った。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
「わしの父者人は、戦で死んだのだ」 それは、父なき少年の、せめてもの誇りでもあった。
— 林崎甚助 『剣の四君子』 青空文庫
作例 · 標準
戦国の世では、父者人が子に家督を譲ることが多かった。
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「父者人はまだ元気で毎朝畑を耕しているよ」と弟が電話口で教えてくれた。
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父者人の形見の懐中時計をポケットに入れて、毎日仕事に出かけた。
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