外つ国
とつくに
名詞
標準
foreign country
文例 · 用例
若くして親には別れ外つ国の雪降る街を歩むかあはれ。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
タツタ一人……タツタ一人の母様の御病気を治療し度いばつかりに、身を売りましたのが仇になつて……そこにお出でになる御役人|衆のお言葉に靡きませなんだばつかりに……かやうに日の本の恥を、外つ国までも晒すやうな……不忠、不孝なわたくし……」 苦痛の為にかありけむ。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
今朝我が来れば、外つ国の女の如き身振にて、軽き会釈を為す如し。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集拾遺』 青空文庫
又右の紀に、辺土と中州を対云しに依ては、此五字を外つ国のとも訓べし。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
たしかお子さんは二人だつたがと言ふと、ああ、姉の方ですか、あの頃はあなたまだ新坊ぐらゐでしたが、もうとつくに女学校を出て、今北浜の会社へ勤めてゐますと、主人の声はまた大きくなつた。
— 織田作之助 『木の都』 青空文庫
もうとつくにながい間だれもこんな波止場を思つてみやしない。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
或ひはもうとつくに先生の肚の中では配役はきまつてゐたのかも知れない。
— 新美南吉 『登つていつた少年』 青空文庫
平次のことはとつくに鳥右ヱ門の心から忘れられてゐました。
— 新美南吉 『鳥右ヱ門諸国をめぐる』 青空文庫
作例 · 標準
明治時代の知識人たちは、外つ国の新しい文化や思想を吸収しようと懸命だった。
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遥か彼方の外つ国から届いた便りには、見たこともない異国の風景が綴られていた。
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「いつか外つ国へ渡って、自分の力を試してみたい」と若き日の彼は夢を語った。
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標準
province outside Kinai
作例 · 標準
都から離れた外つ国の暮らしは、当時の貴族たちにとっては耐え難い僻地での生活だった。
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防人たちは家族を都に残し、はるか遠い外つ国の守備に就くために旅立った。
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古い記録によれば、外つ国の各地で採れた産物が、租税として都に運ばれていたという。
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