染め糸
そめいと
名詞
標準
dyed thread or yarn
文例 · 用例
お民は山梔色の染め糸を両手に掛けている。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
おまんがすこしずつ繰るたびに、その染め糸の束はお民の両手を回って、順にほどけて行った。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
廂の深い障子の間からさし込む日光はその黄な染め糸の色を明るく見せている。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
」 おまんはお民の手にからまる染め糸をほぐしほぐし、「どうも、えらい話さ。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
ちょうど寿平次は正己を連れ、近くに住む得右衛門を誘い合わせ、祝日の休暇を見つけて山遊びに出かけた留守のおりであったが、年老いてまだ元気なおばあさんは孫のよめに当たるお里を相手に、妻籠旧本陣の表庭にいて手造りの染め糸を乾すところであった。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
妻籠のおばあさんからお粂にと言って、お民は紙に包んだ美しい染め糸なぞを娘の前にも取り出す。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
半蔵の方で聞きたいと思っていたことも、それについての妻籠の人たちの意見であるが、お民はまず生家に着いた時のことから、あの妻籠旧本陣の表庭に手造りの染め糸を乾していたおばあさんやお里を久しぶりに見た時のことからその話を始める。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
縅の染め糸を、白い掌に、揃えては、綴じ板にならべていた娘だけは、無関心のように、うわさの、外にいた。
— 吉川英治 『平の将門』 青空文庫
作例 · 標準
この美しい織物は、様々な色の染め糸を使って作られている。
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彼女は、自分で染め糸を作り、手織りで作品を制作する。
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染め糸の色合いが、その地方の風景を思わせる。
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