家言
いえごと
名詞
標準
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文例 · 用例
故に牧水氏を始めとし、前田夕暮氏でも齋藤茂吉氏でも、當時の歌人は皆僕等の詩を理解して居り、常に一家言の批評を持つてた。
— 萩原朔太郎 『追憶』 青空文庫
苦節は貞くす可からずの一句、易の爻辞の節の上六に、苦節、貞くすれば凶なり、とあるに本づくと雖も、口気おのずから是道衍の一家言なり。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
黒薔薇栽培にも一家言を持っていた。
— 太宰治 『古典風』 青空文庫
夢判断にも一家言を持つこのオレが分析すれば、FM TOWNSという可能性を秘めた原石にオレはもう一化けを期待しているということなのだろう。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
今其の道家といふものを實に就いて檢して見ると、伊尹、太公、辛甲、鬻子、管子、老子、文子、冠子、周訓、黄帝、力牧、捷子、曹羽、郎中嬰齊、臣君子、鄭長者、楚子、道家言等九百九十三篇が擧げてある。
— 幸田露伴 『道教に就いて』 青空文庫
『琅邪代酔編』二に拠れば、董元英の『談藪』には道家言う、鶏犬を先にして人を後にするは、賤者は生じやすく貴者は育しがたければなりとある。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
司馬遷の時は、歴史の編纂は、之によつて一家言を立て、自分の創作とするつもりがあつたのが、後にはその意味が變つて、人のものを編纂することになつた。
— ――史記より清初まで―― 『支那史學史概要』 青空文庫
しかれどもこれ一家言のみ。
— 正岡子規 『俳諧大要』 青空文庫
作例 · 標準
旅先で受け取った一通の家言を読み返し、遠い故郷の情景に思いを馳せる。
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戦地からの返信には、緊迫した情勢よりも、庭の果実が実ったといった些細な家言が記されていた。
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遠く離れた異国の地で、風の便りに届くわずかな家言だけが、孤独な日々を支える糧であった。
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「せっかくの帰省なのだから、今夜は積もる家言をゆっくりと聞かせておくれ」
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