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冠絶

かんぜつ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
unique
文例 · 用例
科学は必ずしも人間最高の徳ではないが、しかし片手に幽玄の思想の玉を載せ、片手に溌剌たる科学の剣を握っていたならば、列国も之には一指もふれる事が出来ず、世界に冠絶した理想国家となるに違いない。
太宰治 惜別 青空文庫
また兵学に精通し、敬神家で、槍は一代に冠絶し、春日の名槍を自在に繰り、剣をよくして、備前|長船小豆長光二尺四寸五分の大刀を打ち振うのであるから、真に好個の武将である。
菊池寛 川中島合戦 青空文庫
木村重成ら決死の出陣に香で身を燻じた人多く、甚だしきは平定文容姿言語一時に冠絶し「人の妻娘|何に況や宮仕へ人は、この人に物いはれざるはなくぞありける」(『今昔物語』)。
馬に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
石橋の奇、天下に冠絶すると云ふものもあらむ。
大町桂月 遊羽雜感 青空文庫
大体レフ・トルストイの思想と芸術とは、世界文学に冠絶した強靭な追求力、芸術的描写の現実性をもっているにかかわらず、当時ロシアに擡頭し発展しつつあった社会思想とは全然別な道を行っていた。
宮本百合子 ジャンの物語 青空文庫
日本の女は一人たりとも自身たちの愚かさと、乳児死亡率の最高位であることで世界に冠絶したいとは願っていないのである。
――日本文化中央連盟―― 世界一もいろいろ 青空文庫
日本の女性の忍耐づよさが世界に冠絶していることも周知である。
宮本百合子 若い母親 青空文庫
なるほど、レオナルド・ダ・ヴィンチは、ルネッサンス時代の大天才の一人であり、その綜合的な独創性は冠絶したものです。
宮本百合子 婦人の創造力 青空文庫
作例 · 標準
彼の描く風景画は、その色彩感覚において同時代の画家の中で冠絶している。
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そのバイオリニストの演奏技術は、他の追随を許さないほど冠絶していた。
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数ある城の中でも、姫路城の白く美しい姿は冠絶した存在感を放っている。
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彼女の記憶力は冠絶しており、一度読んだ本の内容を細部まで覚えていた。
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