廃曲
はいきょく
名詞
標準
文例 · 用例
その二百番の中でも近来久しく上演されないもので、遠からず廃曲になりそうなのが何十という程ある。
— 夢野久作 『能とは何か』 青空文庫
出来れば型も残つてゐて、廃曲にならうとするものを採集して整理してみせて頂きたいものだ。
— 折口信夫 『歌舞伎とをどり』 青空文庫
だが、舞踊の廃曲を興すにも、文芸復興の情熱と方法が備つて居なくてはならぬと思ふ。
— 折口信夫 『歌舞伎とをどり』 青空文庫
一九三四年の十一月日本精神協会(その会長は美濃部機関説排撃のパイオニーヤとなった菊池武夫氏である)は、謡曲(蝉丸)の不敬を指摘して内務省図書課に廃曲方を陳情した。
— 戸坂潤 『世界の一環としての日本』 青空文庫
ただし実隆といえども能の作者としては不適材であったのか、この「狭衣」の曲のほかには「閔子蹇」というのを作ったが、両曲ともに今は廃曲となっているとのことである。
— 原勝郎 『東山時代における一縉紳の生活』 青空文庫