天眼通
てんげんつう異読 てんがんつう
名詞
標準
clairvoyance
文例 · 用例
わしは天眼通を持って居る。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
」 と言い懸けて、渋茶にまた舌打しながら、円い茶の子を口の端へ持って行くと、さあらぬ方を見ていながら天眼通でもある事か、逸疾くぎろりと見附けて、「やあ、石を噛りゃあがる。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
」「もう見て来たのか、迅いなあ、天眼通だ。
— 泉鏡花 『卵塔場の天女』 青空文庫
ところが、聞いてみると、まったく右門のだんなの天眼通にゃ驚き入るじゃござんせんかい。
— 闇男 『右門捕物帖』 青空文庫
これはこれは、天眼通とみえまするな」揶揄するように将右衛門、「だがその眼力、狂っていやしょう」「これさこれさ」と柴田三郎兵衛、あやなすようにいい出した。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
まるで天眼通を授かったように、血なまぐさい光景の細目まで、歴然と目の前にえがかれて来た。
— 宮本百合子 『田舎風なヒューモレスク』 青空文庫
敵には農学博士どころか理学者もおればまた天眼通や何が現れるか見当がつかないのである。
— 坂口安吾 『餅のタタリ』 青空文庫
そのアゲクとして彼女はすでに天眼通の如くに胸の秘奥を見当てる力があるらしいと脅威する向きもあり、その反対に、彼女が心理学に凝ったのは心理学の名村先生に惚れてるせいにすぎないと断定している向きもあった。
— 坂口安吾 『握った手』 青空文庫
作例 · 標準
あの占い師は天眼通の持ち主で、人の過去や未来を正確に言い当てる。
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天眼通とは、仏教において世界の全てを見通す能力を指す。
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彼は天眼通で隣人の秘密を知り、困惑したという話を聞いた。
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