衝激
しょうげき
名詞
標準
文例 · 用例
それは凡べて新しき刺激は心海に新しい衝動を與へて波浪を扇るものであつて、そして其の波浪の活動衝激は心海の死靜を破り、腐氣を掃蕩し、元氣を振策するが爲に、自ら氣の張るを致すと云ふのに本づいて居るので、新境の現前は言ふまでも無く新しい刺激を與へるからである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
海濤衝激するところにオゾーンの自らにして發し、又松林密なるところに雷大に下る時オゾーンの發生するが如きは、單に地の氣とは云ひ難いが、此等の如きは最も著しく人の心身に影響するもので、地の理の招き致すところであるから、地の氣といふ中に含まれよう。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
それは全て新しい刺激が心境に新しい衝動を与えて波浪を煽るものであって、そしてその波浪の衝激は心境の沈滞を破り、腐気を吹き払って、元気を振り起す為に自然と気が張る訳なので、環境の変化が云うまでもなく新しい刺激を与えるからである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
船は急ぎ進路をかえて――と、その時、右舷の叱水線下に、ずずずずずんと重く鈍い、引っ掻くような衝激が伝わった。
— 牧逸馬 『運命のSOS』 青空文庫
それが、おれに恐ろしい衝激を与えた。
— 豊島与志雄 『失われた半身』 青空文庫
駭然とも言える衝激を受けた。
— 豊島与志雄 『女心の強ければ』 青空文庫
」 北村は何か衝激を受けたようにきっとなったが、次には急に変って、笑いだした。
— 豊島与志雄 『自由人』 青空文庫
さう思へば、集古館の不思議どころでなく、以前には、もつと屡、さう言ふ宗教心を衝激したことがあつたやうである。
— 釈迢空 『山越しの彌陀』 青空文庫