撫で下げる
なでさげる
動詞
標準
文例 · 用例
」 と袖口を掴んで肩の辺まで、撫で下げると、上へ伸ばしていた着物は飜って、二の腕もあらわになった。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
)和尚樣が※つて來て、鬚の無い顎に手をやつて、丁度鬚を撫で下げる樣な具合にすると、赤い/\血の樣な鬚が、延びた/\臍のあたりまで延びた。
— 石川啄木 『天鵞絨』 青空文庫
)和尚様が廻つて来て、髭の無い顎に手をやつて、丁度髯を撫で下げる様な具合にすると、赤い/\血の様な髭が、延びた/\、臍のあたりまで延びた。
— 石川啄木 『天鵞絨』 青空文庫
と、云ふ暇もなく、更子は、握り拳を固め、指環のダイヤに力を籠めて、件の絵を斜めに撫で下げる。
— 岸田國士 『喧嘩上手』 青空文庫