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一朱銀

いっしゅぎん
名詞
1
標準
type of silver coin in the Edo period
文例 · 用例
そこには又、仲裁するような奴が出て来て、兄い、まあ我慢してくれとか何とか云って、一朱銀の一つも握らせてくれたか」と、半七は笑った。
幽霊の観世物 半七捕物帳 青空文庫
懐中していた一朱銀を、手金としてその通辞に渡すと、彼は金策のために、藩邸へ馳せ帰った。
菊池寛 蘭学事始 青空文庫
「おい、お仙、すこし小遣いを出してくれ」「あいよ」 女房のお仙は用箪笥のひき出しから、一歩銀に一朱銀を取りまぜて掴んで来た。
吉良の脇指 半七捕物帳 青空文庫
性が良くっても悪くっても構うものか」 半七は笑いながら一朱銀を受け取って、今更のように手の上で眺めた。
吉良の脇指 半七捕物帳 青空文庫
その財政の窮乏を補うために、ことしの一月から新吹きの一朱銀を発行したので、俗にこれをお台場と呼んだ。
吉良の脇指 半七捕物帳 青空文庫
お台場の一朱銀なぞは始終見ているくせに、なんにも気がつかずに過ごしていて、ふいと思い付くと、それからとんとんと順序好く運んで行くのも妙です。
吉良の脇指 半七捕物帳 青空文庫
ここへ来ねえ」 紙入れから一朱銀を一つつまみ出してやると、裏店の男の児はおどろいたように彼の顔をみあげていた。
三河万歳 半七捕物帳 青空文庫
富さんも大変に怒りましてね」 一朱銀の効き目で、女房はその日の出来事をぺらぺらとしゃべり出した。
三河万歳 半七捕物帳 青空文庫
作例 · 標準
博物館には、江戸時代に流通していた一朱銀が展示されていた。
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古銭収集家は、希少な一朱銀を手に入れるために高値を出すこともある。
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時代劇で商人が一朱銀を数える場面は、当時の生活を感じさせる。
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