黒頭巾
くろずきん
名詞
標準
black hood
文例 · 用例
その実験装置のそばに僧侶のような黒頭巾をかぶったB教授が立って説明している。
— 寺田寅彦 『B教授の死』 青空文庫
裏の木戸口を隔にて、庭続の隣家の殿、かつて政事をも預りしが行年ここに五十六、我|老たりと冠を挂けて幕の裡に潜みたまえど、時々黒頭巾出没して、国五郎という身で人形を使わせらる。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
破れた唐紙の陰には、大黒頭巾を着た爺さんが、火鉢を抱えこんで、人形のように坐っている。
— 鈴木三重吉 『千鳥』 青空文庫
もも立ち取って、すはだしの黒頭巾、しかも侮りがたい構えなのです。
— 千代田城へ乗り込んだ退屈男 『旗本退屈男 第十一話』 青空文庫
――南蛮鉄の胴体に、黒装束に黒頭巾を蔽った機械人間がコトリコトリと音を立てて出て来た。
— 海野十三 『くろがね天狗』 青空文庫
今宵は彼もくろがね天狗と同じ黒装束に黒頭巾の扮装に身を固めていた。
— 海野十三 『くろがね天狗』 青空文庫
渠は呑牛がその得意な人物評論などに於いて中央公論の黒頭巾的筆法を眞似てゐながらも、なか/\達者で鋭利な記者的才能があるのに敬服してゐる。
— 憑き物 『泡鳴五部作』 青空文庫
」 隣室に詰めていた蜈蚣衆、その頭領の琢磨小次郎が、黒小袖に黒頭巾、黒の鼻緒の草鞋を穿き、黒の伊賀|袴に黒|手甲、眼だけ頭巾の隙から出し、膝行して末座へ平伏した。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
作例 · 標準
祭りの行列では、怪しい雰囲気の人物が黒頭巾を被って歩いていた。
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「あれは誰だろう?」と人々が囁いた。顔を隠した黒頭巾の男は、謎めいていた。
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伝統的な装束の一部として、黒頭巾が用いられることがある。
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