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名詞
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標準
文例 · 用例
これは一見逃避のやうに見えるかも知れないが、人間自分が自分を生んだのでないからには、自力をだけむのではどうしても根無草だと思ふのだ。
中原中也 詩壇への願ひ 青空文庫
自分だけをむといふことは、如何にも立派な心懸けだが、全的な実現には到れぬものだと思ふ。
中原中也 詩壇への願ひ 青空文庫
自力だけをみ、方法を尽したところで舌鼓を打つて「あゝうまい」と思ふ境地は、絶対の力を俟つてこそ得られるのであつて自力をばかりんで、舌鼓を無理に打つてみても舌が荒れるくらゐのものである。
中原中也 詩壇への願ひ 青空文庫
尤も、近代人が、自力をばかりむ傾向があり、それにはそれの必然性があることを、私とて知らないのではない。
中原中也 詩壇への願ひ 青空文庫
人には自があればよい!
中原中也 山羊の歌 青空文庫
その余はすべてなるまゝだ……自だ、自だ、自だ、自だ、ただそれだけが人の行ひを罪としない。
中原中也 山羊の歌 青空文庫
彼は、国者という、――何という哀れな、せせこましい、けちくさいことだろう、――理由で、船長のところへ、日ごろの寵をんで出かけて行った。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
すなわち我の無価値を認めて専ら神に依頼むにあらず、我の信仰と行為にみてそこに小なる安心と誇りの泉を穿つのである。
内村鑑三 ヨブ記講演 青空文庫