初年
しょねん
名詞副詞頻度ランク #43326 · 青空 705 例
標準
first year
文例 · 用例
扨、日本の詩の伝統はと見ると、(茲では明治初年井上博士に依つて新体詩と銘名された、泰西の詩を見てから後の詩のことを云ふ)余り豊富だと云ふことが出来ない。
— 中原中也 『詩と其の伝統』 青空文庫
齋藤常次郎氏は、いま、たはむれに書畫骨董をあきなつて居られる由であるが、そのひとがら、その前半生、明治初年に沒したる大通中の大通細木香以を思はせる態の灑脱の趣があるのである。
— 太宰治 『人物に就いて』 青空文庫
末広君の家は旧宇和島藩の士族で、父の名は重恭、鉄腸と号し、明治初年の志士であり政客であり同時に文筆をもって世に知られた人である。
— 寺田寅彦 『工学博士末広恭二君』 青空文庫
だが、三年兵のうちで、二人だけは、よう/\内地で初年兵の教育を了えて来たばかりである二年兵を指導するために残されねばならなかった。
— 黒島傳治 『雪のシベリア』 青空文庫
兵卒は、初年兵の時、財布に持っている金額と、金銭出納簿(入営するとそれを記入することを云いつけられる。
— 黒島傳治 『穴』 青空文庫
こういう時にあたって、全国から十二万の働いている青年たちが、初年兵として兵営の中へ吸いこまれて行く。
— 黒島傳治 『入営する青年たちは何をなすべきか』 青空文庫
弟余を顧みて曰く、秀吉の時代、義経の時代、或は又た明治の初年に逢遇せざりしを恨みしは、一、二年前のことなりしも、今にしては実に当代現今に生れたりしを喜ぶ。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
初年兵と二年兵の区別は、いくらかすくなくなった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
作例 · 標準
彼は研究の初年で、すでに注目すべき成果を出した。
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大学の初年、新しい環境に慣れるのに苦労した。
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事業の初年は様々な困難に直面したが、何とか乗り越えた。
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