勅額
ちょくがく
名詞
標準
imperial scroll
文例 · 用例
当山は勅願の寺院で、三門には勅額をかけ、七重の塔には宸翰金字の経文が蔵めてある。
— 森鴎外 『山椒大夫』 青空文庫
知恩院の勅額を見上げて高いものだと悟った。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
また懐徳堂には霊元上皇|宸筆の勅額あり。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
文筆に関したこと以外で実隆の干与した職務といえば、御料所たる荘園の未進年貢の催促、勅額勅願所に関する出願の取次等もあった。
— 原勝郎 『東山時代における一縉紳の生活』 青空文庫
また懐徳堂には霊元上皇宸筆の勅額あり、この基により、さらに一堂を興すもまた妙なり、と小林いへり。
— 吉田松陰 『留魂録』 青空文庫
証信房は、側から、「先ごろ、京都へのぼられた真仏御房が、勅額をいただいて参られるころには、伽藍の普請も、悉皆、成就いたしましょう」「うム……」うなずいて、「そう、そう」親鸞は、城主の国時をかえりみ、急に思い出したようにいった。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
……それに、ここはただの普請場とちがって、御城主様の発願による大事な御造営の場所――しかも勅額までいただくことになっている建立だ、そんな場所へ、万一、不浄な血でもながすようなことがあったら……」同じ大工仲間ではあったが、弟|弟子の和介は気だてのやさしい男だった。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
「ホウ、御本堂じゃ」「なんとお見事な」「あれに、御勅額も」群衆の顔がみな上を仰いで、眼をみはりながらつぶやいているので、平次郎も初めて、本堂の正面に来て立っている自分に気づいた。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
作例 · 標準
寺院の門には、天皇によって書かれた勅額が掲げられていた。
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歴史的建造物の修理の際、貴重な勅額が発見された。
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その勅額は、この地の歴史を物語る重要な証拠だ。
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ウィキペディア
勅額(ちょくがく)とは、皇帝・天皇などの為政者が国内の寺院に特に与える直筆の書で記された寺社額。
出典: 勅額 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0