合掌礼拝
がっしょうらいはい
名詞動詞-サ変
標準
join one's hands in prayer
文例 · 用例
彼方は固より闇の中に人あることを知らざれば、何に心を置くべくも無く、御仏の前に進み出でつ、最謹ましげに危坐りて、数度合掌礼拝なし、一心の誠を致すと見ゆ。
— 幸田露伴 『二日物語』 青空文庫
せめて結縁のしるしなりと、どれ」 と言って木戸番の前へ行って合掌礼拝しました。
— 岡本かの子 『茶屋知らず物語』 青空文庫
(合掌しつつ和歌を口ずさむ)あひがたき教へを受けて渇仰の、 かうべはこゝに残りこそすれ』(衆僧経の諷誦の声にて、舞台一同合掌礼拝。
— 岡本かの子 『取返し物語』 青空文庫
熊野は母の心配で胸一杯になつて心慄いてゐる、清水の本堂を合掌礼拝して病母の加護を祈る彼女の姿は哀れである。
— 野口米次郎 『能楽論』 青空文庫
天野四郎の教阿弥陀仏は、歓喜踊躍し、法然の前に合掌礼拝して罷りかえったが、その翌日法蓮房信空の処へ行って暇乞をした時、昨日上人から教えられたことを述べて、お蔭様でこんどの往生は少しも疑いがないといって、東国へ向って行った。
— 中里介山 『法然行伝』 青空文庫
やがて数十人の老若の僧侶が夢の中に歩く人のごとく静かに現われて、偶像の前に合掌礼拝しあるいはひざまずきあるいは佇立する。
— 和辻哲郎 『偶像崇拝の心理』 青空文庫
すなわち、名号とは「南無阿弥陀仏」と題する六字にして、これに対して合掌礼拝するときは、その手より糸の出ずるを見るという。
— 井上円了 『妖怪学』 青空文庫
しかれども、その糸の出ずるは、必ずしも六字の名号に限るにあらず、仏像に対するも、神像に対するも、画像に対するも、同様の次第にて、これに対して合掌礼拝すれば、必ず細糸の指端に出ずるを見るなり。
— 井上円了 『妖怪学』 青空文庫
作例 · 標準
祖母は毎朝仏壇の前に座り、静かに合掌礼拝してから一日を始める。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
旅先の古い寺院で、本尊に向かって深く合掌礼拝した。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
食事の前に「いただきます」と手を合わせるのも、命への感謝を示す一種の合掌礼拝だと言える。
幻辭AI · gemini-2.5-pro