国魂神
くにたまのかみ
名詞
標準
god who controls a country's territory
文例 · 用例
」という道子を無理矢理東京の女子専門学校の寄宿舎へ入れ、そして自分は生国魂神社の近くにあった家を畳んで、北畠のみすぼらしいアパートへ移り、洋裁学院の先生になったその日から、もう自分の若さも青春も忘れた顔であった。
— 織田作之助 『旅への誘い』 青空文庫
梅雨があけると生国魂神社の夏祭が来る、丁度その宵宮の日であった。
— 織田作之助 『旅への誘い』 青空文庫
しかしこのアパートから随分遠くはなれた生国魂神社の境内の獅子舞の稽古の音が聴えて来る筈もない。
— 織田作之助 『旅への誘い』 青空文庫
姉が死んだのは、忘れもしない生国魂神社の宵宮の暑い日であったが、もう木犀の匂うこんな季節になったのかと、姉の死がまた熱く胸にきて、道子は涙を新たにした。
— 織田作之助 『旅への誘い』 青空文庫
路地を突き抜けて、南へ折れると四天王寺、北へ折れると生国魂神社、神社と仏閣を結ぶこの往来にはさすがに伝統の匂ひが黴のやうに漂うて仏師の店の「作家」とのみ書いた浮彫の看板も依怙地なまでにここでは似合ひ、不思議に移り変りの尠い町であることが、十年振りの私の眼にもうなづけた。
— 織田作之助 『木の都』 青空文庫
それで、その日の別れ際、明日の夕方生国魂神社の境内で会おうと断られやしないかと内心びく/\しながら豹一がいい出すと、まるでそれを待っていたかの様にいそ/\と承諾し、そして約束の時間より半時間も早く出掛けて彼を待った。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
生国魂神社の裏を抜け、坂道を降りて千日前に出た。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
新太郎は少年団の世話役で、毎夜子供たちを集めて、生国魂神社の裏の空地でラッパを教え、彼の吹くラッパの音は十町響いて、銭湯で冬も水を十杯あびるのは、他吉のほかは町内で新太郎ただひとりであった。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
作例 · 標準
古代の人々は、国魂神が国土を守ると信じていた。
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その神社には、地域の国魂神が祀られている。
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国魂神への信仰は、豊かな収穫を願う人々の間で広まった。
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