よいと巻け
よいとまけ
感動詞
標準
heave ho (shout used by construction workers, etc. when pulling something big)
文例 · 用例
よいとまけ――それは、いなかの人たちが、家をたてるまえ、地がためをするとき、重い大きいつちを、上げおろしするのに力をあわせるため、声をあわせてとなえる音頭です。
— 新美南吉 『いぼ』 青空文庫
よいとまけ――それは、田舎の人達が、家を建てる前、地かためをするとき、重い大きい槌を上げ下ろしするのに力をあはせるため、声をあはせてとなへる音頭です。
— 新美南吉 『疣』 青空文庫
日本ではよいとまけの土工女がせいぜい荒つぽい仕事位に思つてゐましたが、こちらでは女達だけで長い線路をつくつてゐました。
— 林芙美子 『シベリヤの三等列車』 青空文庫
母乳のほかに山羊の乳をのませろと医者に言われて、お花さんは自分の稼ぎのつづく日にはそれを飲まし、ここへあずけて「よいとまけ」に出ているのであった。
— 宮本百合子 『乳房』 青空文庫
よいとまけをやって、小泉と妹と三|人で暮らしている、貧乏な家なんだよ。
— 小川未明 『生きぬく力』 青空文庫
若しも中風でなかったら、足で背中掻けると、言いましたか」「始終、ぼろぼろの財布持って、お使いに走って行きましたか」「よいとまけみたいな、襦袢着ていましたか」 口口に言っては、わっという笑声だった。
— 外村繁 『夢幻泡影』 青空文庫
しかも足には男みたいな長靴下にゴム底|足袋という思い切ったいでたち、見たところ職工と「よいとまけ」の道連れ、といった感じである。
— 江戸川乱歩 『人間豹』 青空文庫
その薄ぎたない職工、実は名探偵明智小五郎、「よいとまけ」はすなわち文代さんであった。
— 江戸川乱歩 『人間豹』 青空文庫
作例 · 標準
重い神輿を担ぎ、「よいと巻け、よいと巻け」と掛け声が響いた。
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船を引く人たちが、「よいと巻け」と歌いながら作業していた。
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建設現場では、「よいと巻け」という掛け声とともに木材が運ばれた。
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